株式会社 カリブ・コラボレーション

31歳になりました

2023年3月3日、ひなまつり。

31歳になりました。

幼魚水族館スタッフのみなさんにお祝いしてもらい、心がポカポカ。

 

昨年夏には長年の夢だった幼魚水族館をオープンすることができ、

これ以上ないほど幸せな30代のスタートになりました。

 

数年前までは、魚関係のお仕事の機会をいただいても、

「幼魚」について語る場面はほとんどありませんでした。

それが今では、幼魚観察の特番を作っていただけるまでに。

信じられないことです。

 

水族館の主役にはなりづらかった幼魚という存在、

今では彼らをお目当てに幼魚水族館を訪れるお客様がいる。

これは奇跡です。

 

でも、こうして自分が幼魚についてお伝えできているのは、

偉大な先人たちの途方もない努力と情熱があったからこそ。

 

愛読書である『日本産稚魚図鑑』には、

クラクラするほどの人力が詰まっており、

もはや国宝級だと思います。

 

幼魚水族館を実現できたのは、信じてくださった師匠がいたから。

幼魚の写真を撮ったり、本を書いたり、人前でしゃべったり…

どれも、きっかけを与えてくださった人生の先輩がいたから。

 

色々なことが苦手だった自分に、それでもできることがあるのだと、

自身の生き様を通して道を示してくださったからこそです。

 

そんな先人たちが築いてきた、分厚く魅力的な幼魚世界。

そしてこれからも紡がれていく、ピチピチの幼魚未来。

魚の、幼魚の、海の、「これまで」と「これから」に、

多くの方に関心をもっていただくための橋渡しの役割を、

自分が少しでも果たせるのなら最上の喜びです。

 

「幼魚を文化に」

毎年誕生日には1年の抱負のようなものを述べておりますが、

思い描いていたことが夢ではなく現実になってきた30代、

もう、ここに抱負を長々と綴るのではなく、

これからの1年間、行動で示していくことにいたします。

 

…などと、散々長々と綴った上で宣言する31歳の船出でした。

今年もどうぞ幼魚愛にお付き合いくださいませ。

 

ごきげんようぎょ!

 

2023年3月3日 鈴木香里武

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