ドイツの音楽家が集う「いこま国際音楽祭」にお邪魔しました。
そこで僕は、時間を遡る不思議な体験をしました。
我が親友で、尊敬する作曲家である徳山美奈子さんが、僕が小2のある日に書いた日記の文章「生きてるって何だろう」をモチーフに曲を作って下さいました。
今日は、その曲「果てしない問いかけ」の初演。
徳山さんご自身による朗読と、大勢の子供たちのコーラス、ピアノにトランペット、フルート、ヴァイオリン、クラリネット、和太鼓というゴージャスな編成で、20分を越える、儚くも壮大な曲になっていました。
感じていることがうまく表現できない、それでも表現せずにはいられなかったあの頃を思い出しました。
最後の「先生は、そういうことを考えたことがありますか?僕の考えをへんだと思いますか?」という部分で、ピタッと合った60人の子どもたちの意思の強い声。その迫力。
その「先生」は、全ての大人のこと。
不思議な感覚です。13年前に感じていた疑問を、今度は僕が子供たちから受けている。
「生きてるって何だろう」に対する自分なりの答えは見つかったけれど、でも子供たちから受けた疑問に、僕は今、答えることはできません。
それは、自分の答えであって、彼らにとっての正解ではないから。
みんなが感じている疑問。いつか、自分なりの答えを見つけたとき、考えてきたことに意義を見出だせるでしょう。
それが、その人が外側へエネルギーを発せられるようになるタイミングです。
たった1日の、思いつきで書かれた日記を評価して下さり、五感に訴える作品に仕上げて下さった徳山さんに、心から感謝します。
あの文章を書いた7歳の頃の僕に聴かせたかった。
「生きてるって何だろう」の原本↓
鈴木香里武
先日「香里武くんですよね?」と急に話しかけた、杉浦です。
とっても当惑されてましたよね?ごめんなさいね。ちゃんと自己紹介もせずに。
表参道のうちのショップに徳山さんと来て頂いたそうで。
ありがとうございます。これからもご贔屓に!!
ホントに良かったですよね。いこま国際音楽祭。
美奈子さんって天才!!って思っちゃいました。
息子と同い年の子を親友と呼ぶ感性の若さもそうだけれど
7歳であの詩を書いたというカリブくんの豊かな感性にもびっくり。
彼女の曲と一流ソリストの演奏と、子ども達と、光と空間の演出と、そしてカリブくんの詩が織りなす世界に、ホント感動しました。
五感に訴える…私もカリブくんのブログを見る前に自分のFBにあげたのだけれど
本当に同じ事を感じてました。
作曲だけでなく、演出もあんなすてきにこなしてしまう美奈子さんはスゴいよね。
そんな美奈子さんが親友と呼ぶ、魂のつきあいをしているというカリブくんも
魅力的な人なんだと思います。
深海水族館もホント楽しかったです。息子があのまっすぐにのびるあなご?が大好きで。
夢のある空間よね。
ワタシ達が訪れた日も、沢山のお客さんでしたよ〜
更なるご活躍楽しみにしています♪長々と失礼しました!
杉浦友子さま
こんにちは。コメントを下さりありがとうございます。
先日は、きちんとご挨拶できず、申し訳ありませんでした。
美奈子さんの曲を聴いて、良い方向での情緒不安定になっていたもので。
僕の周りを見ていても、なかなか魂の付き合いができている友達関係が少なくなっている昨今、「親友」と呼べる存在がいることは、とても素敵で大切なことだと思います。
美奈子さんと出逢えたことに感謝しています。自慢の親友です!
子どもの頃に何気なく書いた文章が、後になって宝物になるのだと実感しました。
その時期にしか書けないことがあるのですね。
沼津港深海水族館にもお越し下さり、ありがとうございました。
今年の冬は深海ザメ大集合です。ぜひまたいらしてください。
ありがとうございました。
鈴木香里武