本日、研数学館さまにて、
全国の算数・数学の先生方を対象に講演をさせていただきました。
テーマは「“好き”を貫くために大切なこと」。
普段の魚の生態解説を封印して、
好きなことが仕事になっていった自分の体験や、
その過程で周りの大人からかけてもらった言葉を紹介し、
“子ども”から“先生”に向けて5つのお願いをしました。
この光栄な機会にお声がけくださったのは、写真の右側に写っている人物。
実は、僕が小学1、2年生と5、6年生だった時の担任、盛山隆雄先生です。
小学校というコミュニティに溶け込めず、
大好きな魚について話そうとしても浮くばかりで、
勝手に孤独を感じて、自分を教室の隅の塵くらいに思っていた時、
僕に役割と自信を与えて心を引っ張り上げてくださった恩人です。
そんな存在と、今日こうして一緒に登壇させていただけたこと。
恩返しをしたいのに、また宝物をいただいてしまいました。
17年ぶりに盛山先生の算数の授業を受けました。
学びに向かう力を育てる授業とはどのようなものか、という授業。
胸が熱くなりました。
自分も当時、こうして算数のおもしろさに気づかせていただいたのだな、と。
細水先生の算数を楽しむコツのお話も目から鱗で、
これからの自分の活動に活かしていきたい多くの学びをいただきました。
学ぶって、素敵なことですね。
考えることであり、発見することであり、
喜びを感じることであり、先を想像することであり…
分野の壁を越えて、感性をグツグツ煮込んでいくようなプロセスなのだと、
今日改めて気づかされました。
ひとつ、成長できたように感じます。
学校との出会い、先生との出会いに感謝しています。