一期一会ものがたり vol.7

幼馴染の星野麗香さんとお話ししました。
勉強にスポーツに日本の文化に料理に…稀にみるほど多くの引き出しをもった大学生です。

◎法律の本来のあり方
大学で法律を学んでいる麗香さん。素人の僕にもわかりやすい表現で、本来のあるべき姿を語ってくれました。
「法律は、社会の中で人間が行動範囲を広げられるためにあるべきもの。」
なるほど、わかりやすい。
僕が疑問に思っている法律の細分化について尋ねると…
「細分化が進むと、“禁止”ばかりになって意味が変わってしまう。」
うむ、全く同意見ですね。増えれば増えるほど、「穴」も生まれてしまうのでしょう。「町は１人の設計氏が設計した方が強固なものになる」と言ったデカルトを思い出しました。
麗香さん曰く、法律は生きていくうえで、どんな場面でも関わってくるものだそうです。だからこそ、学んでいて大きな意味を感じる、と。

◎好奇心と感謝
弱冠20歳（僕と同い年）の麗香さんは、ここに書ききれないほどの引き出しをもっています。
それは、単なる知識ではなく、全て実際に経験してきたことなのだから驚きです。
なぜこれほどまで幅広いのか？本人にそのまま聞いてみました。
小さい頃から好奇心が強く、色々なことに積極的に関わっていったそうです。
ただ、様々な体験ができたのは、何と言っても両親のおかげだと。これは会う度に必ず語ります。
両親への感謝は、気付く時期が人によりけりだと思います。麗香さんのように、早くから気付き、それを堂々と他人に話せたら、本人もご両親も幸せでしょうね。

◎限界は自分で決める
麗香さんは法律を学んでいますが、将来の夢はまた別にもあるようです。その夢に向かっての学も怠りません。
彼女の日々の忙しさは容易に想像できるでしょう。
実際、まわりの人からは「無理をするな」とよく言われるそうです。
それに対する麗香さんの考えは…
「自分でできると感じているうちはできる。妥協はしない。」
むむむ…お強い。
「タフでなければ自分ではない」とまで言うのですから。
身長181cmで体重が60kg、体脂肪率5%しかない僕は、見習って身体面を強化しなければなりませんね。

◎まだまだ！
「なぜ引き出しが多いのか？」という質問に対する答えを非常にザックリと書いてしまいました。
しかし、もうひとつ、会う度に語ることがあります。
それは、「まだまだ。もっと行動的になりたい。」といったことです。
人間は学ぶことを忘れたら老いてしまうと聞いたことがあります。
大学での勉強にも、日常での一期一会にも、目的をもって吸収しようとし続ける麗香さんの姿勢は、あるべき学びの姿勢にみえます。
眩しいこと！

鈴木香里武